(1:挨拶・激励メッセージ・運動報告・大会宣言等)
平成29年1月31日(火)、京王プラザホテル(東京都新宿区西新宿)において、第35回北方領土の返還を求める都民大会を開催しました。
大会には、東京都をはじめ、東京都議会、内閣府、外務省、独立行政法人北方領土問題対策協会から来賓の方々をご出席に加え、多くの方々に参加していただきました(参加者数176名)。
開会にあたり、主催者挨拶として谷茂岡正子(やもおかまさこ)会長(東京都地域婦人団体連盟会長)から、「島を取り戻すまで、決してあきらめることなく、粘り強く、そして希望を持って、この運動を推し進めていく。皆様方にも引き続き力強い支援をお願い申し上げて、簡単ではあるけれども私の挨拶とさせていただきたい」との挨拶がありました。
東京都、東京都議会、内閣府、外務省からの来賓挨拶を賜った後、蓮池攻(はすいけおさむ)都民会議事務局長から平成28年の返還運動に関する報告を行われました。
その後、北海道知事からの激励メッセージ披露のあとに北方領土の早期返還実現への決意を表敬する大会宣言が採択されました。
(2:専門家講演)
専門家講演では、外務省欧州局日露経済室長の島桂一(しまけいいち)氏を講師としてお招きし、ロシアとの交渉の現状について講演をしていただきました。
講演では、①2016年の日露関係の主要な動き、②プーチン大統領訪日の成果、③ロシアに提示した経済協力プランの概要、という3点についてお話をしていただきました。
参加者からは、「日露関係改善の重要性を改めて認識した」「経済協力プラン等、交渉の現状についての理解が深まった」「実務者の話を聞くことで、北方領土問題をより身近に感じることができた」等といった意見をいただきました。
会場には、各県民会議などからの激励メッセージや、都民会議の啓発パネルなどを展示し、参加された方にご覧いただきました。
(参考:大会概要)