(1:挨拶・激励メッセージ・運動報告・大会宣言等)
平成27年1月27日(火)、アジュール竹芝(東京都港区海岸)において、第33回北方領土の返還を求める都民大会を開催しました。
大会には、東京都をはじめ、東京都議会、内閣府、外務省、独立行政法人北方領土問題対策強化から来賓の方々をご出席に加え、多くの方々に参加していただきました(参加者数186名)。
開会にあたり、主催者挨拶として谷茂岡正子(やもおかまさこ)会長(東京都地域婦人団体連盟会長)から、「島を取り戻すまで、決してあきらめることなく、粘り強く、そして希望を持って、この運動を推し進めていく。皆様方にも引き続き力強い支援をお願い申し上げて、簡単ではあるけれども私の挨拶とさせていただきたい」との挨拶がありました。
東京都、東京都議会、内閣府、外務省からの来賓挨拶を賜った後、蓮池攻(はすいけおさむ)都民会議事務局長から平成26年の返還運動に関する報告を行われました。
その後、北海道知事からの激励メッセージ披露のあとに北方領土の早期返還実現への決意を表敬する大会宣言が採択されました。
(2:専門家講演)
専門家講演では、NHK解説委員の石川一洋(いしかわいちよう)委員を講師としてお招きし、歴史的な観点を踏まえた北方領土の現状について講演をしていただきました。
講演では、①2月7日北方領土の日の歴史的意義、②北方領土問題とウクライナ問題の共通点、③安倍政権の対ロ外交の現状、という3つの観点からお話をしていただきました。
参加者からは、「北海道道東出身ということもあり身近な問題であったが、歴史的解釈の説明がありより関心が深まりました」「日本人にとっての「固有の領土」という考え方が外国人にとって一般的ではないことが問題に関わっていること(を知ることができた)」「専門家の講演によってウクライナ問題の根源を知ることができた。同じ領土問題として関心が高まった」等といった意見をいただきました。
会場には、各県民会議などからの激励メッセージや、都民会議の啓発パネルなどを展示し、参加された方にご覧いただきました。
(参考:大会概要)