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第32回北方領土の返還を求める都民大会 開催報告


2014.03.31 最新情報

(挨拶・激励メッセージ・運動報告・大会宣言等)

 平成26年1月28日(火)、ホテルフロラシオン青山(東京都港区青山)において、第32回北方領土の返還を求める都民大会を開催しました。

 大会には、東京都をはじめ、東京都議会、内閣府、外務省、独立行政法人北方領土問題対策協会から来賓の方々にご出席に加え、多くの方々に参加していただきました(参加者数151名)。

 開会にあたり、主催者を代表して谷茂岡正子(やもおかまさこ)会長(東京都地域婦人団体連盟会長)から「北方四島が日本へ帰ってきて、そして両国の人々が、本当に胸襟を開いて信頼関係を持ってお付き合いができる日が一日も早く来ることを願っており、私たちの運動はそういう形で進めていかなければならないとしみじみ感じている」との挨拶がありました。

 引き続いて、東京都、東京都議会、内閣府、外務省からの来賓挨拶をいただいた後、平成25年の運動報告として、蓮池攻(はすいけおさむ)事務局長から、①今年度都民会議の映像資料「北方領土」の紹介、②昨年10月に実施した教育関係者現地視察学習会(根室訪問)、③同じく11月に実施した北方領土青少年現地視察についての報告が行われました。

  根室市長からの激励メッセージ披露のあと、北方領土の早期返還実現への決意を表明する大会宣言が採択されました。

休憩時間をはさみ、映像資料「北方領土」ダイジェスト版を放映し、専門家講演と実施事業発表を行いました。

(専門家講演・高校生発表・教諭発表)

 専門家講演では、東海大学海洋学部教授の山田吉彦(やまだよしひこ)先生を講師としてお招きし、「海洋政策から見た北方領土」と題した講演をしていただきました。

 講演では、領海に関する説明からはじまり、温暖化により北極海の氷が溶解している影響で、北極海航路を通行する大型船が増えている現状、ビザなし交流で視察をした北方四島の現況が紹介されました。

 参加者からは「(北方)四島の経済的意味や海洋資源の必要性を理解できた」「地上だけでなく海洋部分にも大きな意味があることを勉強できた」「実際に(北方領土には簡単には)行けないので、言った人の話が聞けるのはありがたい」等といった意見をいただきました。

 その後、今年度実施した実施事業については、2つの事業について発表を行いました。

 1つ目は昨年11月に行った北方領土青少年現地視察の参加高校生発表です。視察団の生徒隊長を務めた都内高校生2人が根室管内を視察して感じたこと、考えたことについて発表しました。特に、元島民による講話と根室の現地高校生による北方領土出前授業を受けて、「(北方領土について)見て知って理解しただけではいけない。アクションを起こすことが大切である」と話していました。

 2つ目は都民会議で作成した映像資料「北方領土」を中学校授業で活用した筑波大学付属中学校社会科教諭 関谷文宏(せきやふみひろ)先生による事例発表です。発表者が自身の社会科授業の様子を撮影した映像を用い、生徒達が映像資料を使って北方領土について勉強し、どう感じ、どう考えたのか、北方領土を授業にて取り上げる際の注意点や映像資料の活用ノウハウ等について発表しました。

参考:大会概要)

大会名 第32回北方領土の返還を求める都民大会
場所  ホテルフロラシオン青山(東京都港区青山)
参加者数 151名
式次第
 ・オープニングスピーチ(北方領土青少年現地視察参加高校生)
 ・主催者挨拶(都民会議会長 谷茂岡正子)
 ・来賓挨拶(東京都・東京都議会・内閣府・外務省)
 ・来賓紹介(都議会各会派・北対協)
 ・運動報告(都民会議事務局長 蓮池攻)
 ・激励メッセージ披露(根室市長ほか)
 ・大会宣言

(休憩)

 ・映像資料「北方領土」ダイジェスト版放映
 ・専門家講演「海洋政策から見た北方領土
  (講師:東海大学教授 山田吉彦氏)
 ・北方領土青少年現地視察 参加高校生発表
 ・映像資料「北方領土」 活用事例教員発表
  (発表者:筑波大学附属中学校社会科教諭 関谷文宏)

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